せっきーファーム代表
関谷 英樹
『世界一、体を張って柿をPRする柿農家』
ホームページを見ていただきありがとうございます。せっきーファームの関谷です。私は2012年からせっきーファームとして柿栽培を始めました。それまでは農業に携わったことはなく、農業にも柿にも興味がありませんでした。
柿栽培を始めたきっかけは、それまで好きではなかった地元・岐阜県のことが好きになったからです。
刺激のない地元が嫌で、岐阜を離れて12年間名古屋・東京で生活していましたが、長く地元を離れて生活していると、岐阜県の素晴らしさに気付き、郷土愛に目覚めていました。
また、東京で生活している時に、岐阜県の認知度がとても低いことを実感し、素晴らしい地元のことを多くの人に知って欲しい、PRする仕事がしたいと考えるようになりました。
そのような想いで東京で生活する中、2011年3月に発生した東日本大震災の直後に、職場から自宅に帰ることが出来ない「帰宅難民」を体験。震災がきっかけで「人生いつ何が起こるか分からない。自分のやりたいことを今すぐ行動に移したい」と決心が固まり、震災一ヶ月後に東京から岐阜にUターンしました。
Uターン後、地元の特産品である「富有柿」の生産者が激減していることを知り、富有柿の担い手になって柿で岐阜をPRしたいと考え、農業経営者を育成する研修を一年間受講。
研修では、長野県飯田市の大規模果樹経営者や、岐阜県瑞穂市で富有柿の原木を所有する柿農家さんのもとで指導を受けました。
そして2012年、富有柿発祥の地・岐阜県瑞穂市で、富有柿の農地1.5ヘクタール(野球場ほどの大きさ)を借用して就農しました。
異業種からの参入で柿作りを始め、農業は全くの未経験。就農前に研修を受けたとはいえ、知識も技術もまだまだ未熟です。
しかも、瑞穂市内の柿生産者は高齢化が進み(生産者の80%が60歳以上、うち48%が70歳以上)、市内で若手と呼ばれる担い手は私一人しかおらず、富有柿の発祥地としての維持が懸念されています。
しかし「岐阜の柿を広めたい!」という誰にも負けない柿に対する強い情熱と、常識にとらわれない新しい発想と行動力で地域の柿作りを盛り上げ、岐阜の魅力を全国へ、世界へ広めることが私の目標です。
そして「農業は魅力がありカッコいい仕事」であることを伝えて、柿の担い手を増やしたいです。
プロフィール
1979年6月生まれ 岐阜県瑞穂市在住
・県立本巣高校卒業
・高校を卒業後、地元を離れてアパレル業やインターネットを活用したSNSサイトの運営に携わる
・2011年 岐阜にUターン
・2012年4月 「せっきーファーム」という屋号をつけ、柿農家になる
・東京2020オリンピック聖火リレー
岐阜県実行委員会推薦聖火ランナー
・2019&2020年 岐阜地域青年農業士会長
・2020年3月&4月 岐阜新聞コラム「素描」執筆
趣味:
~ 人生を変えた出会い ~
2009年8月、バングラデシュでストリートチルドレンの支援活動をするNGO「エクマットラ」のワークキャンプに参加。
エクマットラ設立者の渡辺大樹さんと共に、子どもたちのアカデミー施設開校に向けた準備をお手伝いしました。
渡辺さんは、自分と同い年。
しかし、同い年とは思えぬほどの行動力、そして子どもたちを想う熱い気持ちに刺激を受けました。
渡辺さんとの出会いが、その後の自分の生き方に大きな影響を与えてくれました。